以下、ネタバレになりますのでご注意下さい。
ツアー2日目、Zepp Tokyo。
私は1400番台だったので入場すると前方はもうギッシリだったので中盤辺りのほぼど真ん中を確保。
開演前からステージには幕が下りていたので、「なんでだろ?初日は幕なんてなかったのに。」と不思議に思っていました。
定刻を少し過ぎたところで照明が暗転。
幕が左右に開くとステージには吉川さん始めメンバー全員がスタンバイしていました。
スタンドマイクの左隣には松葉杖が2本立てかけられていました。
さらに、吉川さんの左足は何故か椅子の上に膝を曲げた状態で乗せられていました。
吉川「はい皆さん押さないでね~。初日は怪我人が出たみたいなので。」
と呼びかけると、ポケットから紙を取り出し、
吉川「30周年30則覚えてますか?えーっとね、其の七・キープ元気。たまに骨折。私、脚の骨をボキッとおりましてね。でも、そんなにご心配はいらないですよ。ビスをいっぱい打ってガチっと固めました。ちょうど昨日の今頃は手術室にいました。背中から麻酔を入れたんだけど、この光景どっかで見たな?と思ったらバチスタのシーンと同じでした。犯人が麻酔液から毒を入れるんだけど、先生にここから毒入れるんですよね?と言ってたら眠ってしまいました。手術室ってどこも同じ作りしてるな~と思って聞いてみたら、どこの病院も殆ど同じ業者がやってて、はめこみ式みたいにほぼ同じ作りなんですって言われました。そんなわけで今日は命の次に大切なシンバルを蹴られないんです。まあ不治の病を宣告されたわけじゃないし。骨って折れると前より強くなるんで。今日は遠くから来てくれた人もいるだろうしドタキャンしたくなかったんでやることにしました。賛否いろいろあるのは承知です。シンバル蹴らないなら金返せ!って方は帰りにでも出口で叫んでくれれば私がそれなりの対処をしますんで(笑)。今日はよろしく頼むぜ!」
とMCで始まったかと思うと骨折の事実を公表。
場内のあちこちから悲鳴が。
本来なら絶対安静で入院しなくてはいけない状況の中、スタッフと協議して開催を決めた模様。
セットリストは初日と同じなので省略します。
覚えてる範囲でMCを順不同で書いてみます。
ライブ中は、ずっと足を椅子の上に乗せて歌い続けました。
椅子は高いのと低いのが2つ用意されていて、MC中に時折高いほうの椅子に足を伸ばし屈伸運動してみたり、空中で膝を曲げたりしていました。
吉川「10分に1回は足を上げないと血流が悪くなるからね。」と言ってました。
吉川「最近、体幹トレーニング、体の幹ね。これやりはじめたらまた筋肉つきだして声もよく出るようになりました。手術した先生にも、吉川さん良い筋肉してますねって言われまして(笑)。良い筋肉って分かるんですか!って聞いたら触っちゃいましたって(笑)。」
「GIVE ME A BREAK」のアウトロでは椅子に左足を伸ばした状態で足の指を指差し、指はちゃんと動くぜと言わんばかりに動かしていました。
どこかの曲の合間で、
EMMA「吉川さん今日いつもより元気ですよね(笑)。」
冒頭で麻酔など薬の話が出たのを意識してか、
吉川「昨日の麻酔が残ってるのかも。あのね、別に今日(違法な物を使って)キメてるわけじゃないですからね皆さん(笑)。」と笑いを誘ってました。
吉川「ずっと前に骨折した時も麻酔が残ってて、大阪城ホールの時だっけ?来てくれた人いますか?あの時も麻酔の影響で舌が回らなくてハラホロヒレハレでした(笑)。」
どの辺りだったか、吉川さんが高めの椅子の位置をずらそうとしてましたが、テープか何かで固定されていて動かなかったのでEMMAさんが「椅子もっと私の方(EMMA側)に動かしましょうか?」という意味で両手を自分の方へと合図すると、それをヘイ!カモンカモンと勘違いしたらしく、
吉川「えっ?EMMAちゃんそれ、俺どう解釈したらいいの?(笑)」
こっちへおいでよと勘違いして場内爆笑。
アンコールは松葉杖で戻るのが面倒だったからか、本編終わるとそのままアンコールへ突入。
吉川「戻るのメンドくせぇからこのままアンコールいくわ。」
メンバーもびっくりするほど予定外の動きをする吉川さん(苦笑)。
EMMA「あれ?吉川さんTシャツ着なくていいんですか?」
吉川「EMMAちゃんこそ、スケスケの奴着なくていいの?(笑)」
EMMA「やめてくださいよ(笑)。スタイリストさんそういうの用意してないんですから(笑)。」
という一幕も。
ホッピーさんとのMCでは、
吉川「Lunatic LUNACY TOURの時でしたっけ?ホッピーさん家で包丁落として足に刺さって、吉川松葉杖貸してくれよ~!って言って貸しましたよね?あれ返してもらいましたっけ?」
ホッピー「いや、まだ持ってる。神棚に飾ってあるよ(笑)。」
吉川「やっぱりそうか!だってこれ(ステージに置いてある松葉杖を指差し)新たに買ったんだもん(笑)。」
MC中に別のメンバーと話をしているとキーボードから効果音出すホッピーさんを見て、
吉川「ホッピーさんもこういうの(ボケと突っ込みみたいなくだり)なければ天才って言われてたのにね~(笑)あ、言われてましたっけ?」
ホッピー「自分で言ってただけですから(笑)。晃司も自分で言ってたでしょ?自画自賛(笑)。」
吉川「何を言ってるんですか~ホッピーさんの背中を追い続けてここまで来たんですよ(笑)。そしたらここに辿り着いたわけですよ(笑)。」
吉川「小池さんは一番長く一緒にやってて、COMPLEXからだからもう25年になります?」
と言ったら小池さんが上着の中にCOMPLEXの白Tシャツ着てるのを見せてドヤ顔(笑)。これには場内大歓声!
吉川「いつも示し合わせてないんだけどね(笑)。よく他の人はMCの台本があるみたいだけど、俺はそんなのねーよっていうね(笑)。」
吉川「COMPLEXはずっと前に急に死んで急死しましたけど、4年前に再開して今度は成仏しました(笑)。まあ皆元気でやってて良かったですよ。」
EMMA「何で皆なんですか?2人しかいないじゃないですか?(笑)」
吉川「ほら照れくさくて言えないんで皆って言っとこうかなって(笑)。あの人っていうのもアレだし、あの御方?っていうのもね~(笑)。バンドは大変ですよ。EMMAさんトコのボーカルもこの間いろいろ言ってたでしょ?あ、今日新聞記者結構着てるんだった。これ記事に書かないでね!まああとはギタリスト同士で話して下さいよ(笑)。」
EMMA「ここではちょっと(笑)。」
ドラムの菅沼さんの紹介の時、
吉川「ドラ沼!じゃなかったドラマー菅沼って言おうとしたらドラ沼って言っちゃったよ(笑)。坂ちゃんの師匠さんでもあります。何年か前に一緒にやったSATOKOちゃんのお父さんです。数いるドラマーの中の総本山みたいな人です(笑)。」
「もしも僕が君ならば」の後のMCでは、
吉川「一人山に篭って作った曲です。その時猫がなついてて。あの時ちょうどレコード会社とコレ(指2本でやりあったという身振りをしながら)だったから本で売り出したんだよね。猫が表紙の。ん?猫じゃなかったっけ?」
違~う!という声が場内から多数(笑)。
怪我のことについて話していた時、
吉川「ま~痛いのは酒でも飲んでれば何とかなりますんで。」
客「辛口一献!」
吉川「辛口一献ね。あれはまだだけどもう一つの方は契約が切れるんでどなたか新しいCMのお話があれば後でゆっくり聞かせて頂きますんで(笑)。」
アンコール2曲目の「ジェラシー」で、後ろの人にも見えるようにとモニターに上がり、
吉川「後ろの人見える?ごめんな~。」
吉川「何か支え持ってきてよ。」
スタッフが椅子の高さを調整しようとするも全く届かず、怪我をしている左足を宙に浮かせたままになるので何か足を置けるものを探していましたが、痺れを切らして「もういいよ!」と言いながら手振りでシッシッとスタッフを遠ざける場面も(苦笑)。
アンコール終わり辺りで、
吉川「今日これからまたバチスタみたいなところに行かなきゃいけないんで。元気、時々、骨折。これは私の趣味ですから(笑)。これからのことは、まだ足が言うことをきかないんでどうなるか分かりませんけど、必ず報告しますんで。」
最後は、
吉川「EMMAちゃんちょっと肩貸してよ」
ステージ袖に下がろうとした時にEMMAさんが肩を貸して2人ではけようとしたら、小池さんも肩を貸して両脇を抱えられながら去っていきました。
置いてあった松葉杖をステージで使うことはありませんでした。
次のライブは29日Zepp Fukuoka。3週間空くので少しでも回復していることを祈ります。
次回以降は様子を見ながら判断していくとのことでした。
以上、Zepp Tokyoレポでした。
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